【アロマテラピー検定】って使えない?!?

『アロマ検定 って使えない…』

もう2年程前になるかな‥‥
アロマ検定が近づいてくるといつも思い出す、私のスクール説明会での話しです。

 

説明会が終わりに差し掛かったころ…
参加されていた方が、とてもいいにくそうに尋ねてきました。

 

 

『アロマ検定を取得しても使えない。って友だちに言われたんですけど…、本当ですか・・?』

 

 

わたし、ビックリしてしまいました。

 

くわしくお話を聞いてみると

 

『アロマ検定って使い物にならない』と言ったお友だちも、アロマ検定に合格したとのこと。

 

お友だちはアロマ検定に合格したあと、(公社)日本アロマ環境協会(以下AEAJ)に入会せず、アロマで何かしようと思ったけど何もできなかった。

らしいのです…。

 

更に深くお話を聞いてみたら、【アロマ検定を取得しても使えない理由】がわかりました!

 

アロマ検定を取得しても使えない理由

たとえば車の免許のように取得すればすぐに車に乗る楽しさや運転の楽しさはわかるというものではありません。
それとおなじくアロマテラピー検定も取得したら、すぐに上手に使えることが少ないのは同じ。

 

アロマ検定を取得したけど使えないという理由は、いくつか考えられますが、
私がアロマ検定を取得しても使えないという理由の一番は、

 

  「人に伝えられるレベル」ではない

 

ということだと思います。

 

検定試験に合格した段階では、「知っている」レベル
アロマで何かをしたい方なら「人に伝えられる」レベルまでが必要です。

 

そのために必要なこと。

 ① ご自分がアロマテラピーの体験する

 ② アロマ検定以上の専門知識を持つ

 

この2点に限ると考えています。

 

「自分自身がアロマテラピーを体験する」ということ

アロマテラピー検定は、アロマ環境協会の公式テキストを買い、
香りテスト用サンプルをそろえて、
公式テキストに書かれているアロマクラフトを丸暗記さえしておけば、

ぶっちゃけ実習しなくても試験には合格できます(^-^;

 

以前私のスクールに上級資格のアロマインストラクターを学びに来た方で、アロマスプレーも作ったことがない、精油も持っていない、アロマテラピー検定公式テキストも持っていないという方がいらっしゃいました。。。。!(◎_◎;)

 

こういう方は、アロマテラピーで一番楽しく感じる、アロマクラフト体験をしたことがないので、香りを選んだり作る楽しさをご存知ないんですね。

 

日々の暮らしにアロマを活用したり、アロマクラフトを作って楽しんだことがない方が、
第三者にアロマの何を伝えるのでしょうか…

 

本で知り得た情報だけを発信するなら、本をみれば済む話。
誰かから教えてもらわなくても事が足りてしまいます。

 

アロマテラピーがたのしい!おもしろい!と思う体験を、ご自分がしていないわけだから、
人にアロマテラピーを伝えようと思っても、何をどう伝えていいのかわからない。

 

…というわけですね。

 

体験したら、そのことを「人に伝えてみること」で、
「あなたからしか聞くことのできないアロマテラピー」になっていくのではないのでしょうか。

 

 

 

アロマ検定以上の専門知識を持つ

アロマ検定は、独学勉強しても合格することができると思います。

独学かスクールかのメリットデメリットはそれぞれあります。
この件についてはこちら↓にまとめてみましたので、お時間あればご覧ください。

 

アロマテラピー検定のレベルは

 

  自分自身や家族などの健康維持にアロマテラピーを活用する

となっています。

 

一般の方にアロマテラピーを伝える(教授)するなら、やはりアロマテラピーのより専門的な知識は必要となるということです。

 

アロマテラピーに関心をお持ちの方って、どんなことを知りたいのでしょうか?
出張講座などでアロマテラピー初心者の方からよく尋ねられる質問はこんな感じです。

 

・どこで買ったらいいのか知りたい
・本物かニセモノの見分け方を知りたい
・アロマの使い方を知りたい
・精油の効果、薬理作用を知りたい
・アロマでできるヘルスケアやメンタルケアのメカニズムを知りたい

 

『どこで買ったらいいか』『アロマの使い方』はアロマテラピー検定の中でも勉強できますが、
『精油の薬理作用』『アロマでできるヘルスケア、メンタルケアのメカニズム』を人に伝えるとなると、どう説明していいのかわからない。というのが本音のところではないでしょうか。

 

ヘルスケア、メンタルケアに欠かせないのは自律神経系の知識。

 

自律神経系のシステムを理解した上で、一般の方に分かりやすく伝えるならやはりAEAJインストラクターレベルの知識は必要なのではないかと思う訳です。

 

私がお客さまだったとしてアロマクラフトだけを楽しむだけとしても、やはり少しくらい精油の効果、効用は知りたいものですものね。

 

初めて聞く情報、知りたかった情報を得られるからこそ価値がある

 

私がスクールで講師をしながらいつも意識していることです。

アロマテラピー検定は『自分や家族の健康維持に役立てる』レベルです。
一般の方(家族以外)に伝えるなら、検定以上の知識はやはり必要だと思います。

 

私もアロマテラピー検定に合格した時、嬉しくて誰かに伝えたい!と思ったけど
「知っているレベル」だったので「伝えること」はほぼできなくて、せいぜい「体験を共有する」ことくらいしかできませんでした。

 

そのためクラフト作りのための材料費はいただくことができるけど、
それ以上の金額をいただくには難しいことを痛感したのを覚えています・・・

 

 

 

まとめ

アロマテラピー検定を使えるものにするために必要なこと。

 ① ご自分がアロマテラピーの体験する

 ② アロマ検定以上の専門知識を持つ

 

自分自身が、その日の気分で香りを選んだり、
アロマスプレー作って使ったりしていると、いろんな疑問が出てきます。

 

その疑問を調べるうちに経験値も上がり、知識もつきます。

 

得た知識で再度アロマクラフトに挑戦してさらに作ることが楽しくなったりします。
楽しいことがあると、それを誰かに言いたくなってそれを伝えると仲間ができたりして、だんだんと輪が広がっていくのです。

 

経験したことのない人から「アロマテラピーとは楽しい」と伝えられたとしても、楽しいわけがありませんもの。

アロマテラピー検定を使えるものにするのなら、まずはご自分が楽しみましょう!

 

 

さらにアロマテラピーの専門知識を持つこと。

 

AEAJインストラクターなどで学ぶことは、一般の方へ伝えることができるレベルの専門知識です。

 

初めて聞く情報、知りたかった情報を伝える

そうすることで、もっと教えて!もっと知りたい!になり未来へと続いていくはずです。

 

毎日香りをお部屋で楽しんでみる。
アロマスプレーや化粧水など作ってみる。

 

・・・など、

まずはご自分がアロマをとことん体験して、経験値と知識をあげること。

 

そして、楽しんでいることをSNSで発信してみる。

 

そうすることで、少しずつですがあなたの周りに「アロマについて知りたい」という人が集まってくると思いますよ。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。